自分の思いを上手に伝えるには

毎日命にかかわるような暑さの日々が続いています。

あっついなぁ!

わかっていてもつぶやくだけで暑さが倍増するような気がするのは私だけでしょうか?
暑いのはどうしようもないことなので、気持ちだけでも爽やかでいたいものです。

さて、8月4日は近鉄文化サロン阿倍野のアンガーマネジメント継続講座5回目でした。

コミュニケーションスタイルをセルフチェック

忙しいのに話しかけられる人先日、女性リーダー研修を担当した際に受講生の方からこんな言葉を聞きました。

「めちゃくちゃ忙しく仕事している時に、隣の席の同僚がどうでもいいことをずっと話しかけてくるんです。
私、とにかく早く仕事を片付けたいからイライラして。。。
でも話を聞かないのも人間関係が悪くなる気がして、しょうがいないからとりあえず『うんうん』言いながら
聞いたふりだけしてたんですよね。
でもホントに空気読めないみたいで、延々しゃべられて参ったわ」

あなたもこんなシチュエーションに一度や二度は遭遇したことがあるのではないでしょうか?
仕事じゃなくても台所でご飯を作っている際に子供が話しかけてくるとか。

では、さて質問です。
あなたは、こんな時どういうリアクションをとりますか?
下から一番当てはまるものを1つ選んでみてください。

1.「今、忙しいからやめてくれない?」とはっきり言って相手の話をやめさせる

2.「早く終わってくれないかな」と思いながら聞き続ける。

3.目を合わせないでうなずきながら、「はぁ、仕事が進まないなぁ」と相手に聞こえるようにつぶやく

4.「ごめん、今仕事に集中したいんだ。お昼休みにまた話そうよ」と相手の顔を見てしっかり伝える

4つのコミュニケーションスタイル

コミュニケーションスタイルは、大きくわけて4つのタイプがあります。

上記で1を選んだあなた
自分の意見をはっきり言うことはできていますが、相手の気持ちを無視してしまうところがあるかも。
タイプは、ドッカン!
自分の意見を一方的に相手に押し付けてしまう攻撃型のコミュニケーションスタイル

上記で2を選んだあなた
自分よりも相手の気持ちを優先してしまい言いたいことが言えないのでは。
私さえ我慢したら。。。とか自分の気持ちを抑えたり卑下してしまうことが多いのでは。
そんなあなたのタイプは、オロロ!
自分の気持ちよりも相手を優先してしまう受身型のコミュニケーションスタイル

上記で3を選んだあなた
伝えたいことをはっきりと素直に相手に伝えるのは苦手。
そのため、嫌味を言ってみたり、『お父さん今度の日曜日も忙しんだって!○○ちゃんとママだけで公園に遊びに行こうね』っていうように誰かをだしにして伝えることがあるのでは。
タイプは、ネッチー!
言いたいことは伝えているけど、嫌味を言ったり誰かをだしにしたりして素直に伝えられない作為的なコミュニケーションスタイル

最後に4を選んだあなた
自分の気持ちを大切にし伝えたいことを素直に言葉にします。
それでいて相手の気持ちにも配慮しながら問題解決に向かうコミュニケーション。
これがアサーティブなコミュニケーションスタイル。

自分のスタイルを知って上手に伝えよう

自分のタイプを見ていかがでしたでしょうか?
もちろん、質問が1つだけなので正確ではありませんが『あっ!そういやいつもそういうことあるなぁ』ってお気づきになった方も多いのでは。

アサーティブなコミュニケーションは、自分も相手も大切にするコミュニケーションスタイルです。
それには、何を一番いいたいのかはっきりさせて素直に本当の自分の気持ちを言葉にすること。
そして伝える時は、『私は、こう考えている』っていうように自分を主語にすることが大切。
これを、I(アイ)メッセージって言います。
相手を主語にした言葉だと、相手を責めてしまう言葉になりますよね。

近鉄文化サロン阿倍野 アンガーマネジメント講座

先日の近鉄文化サロン阿倍野では、アンガーマネジメントと一緒にアサーティブコミュニケーションについても紹介し実践できるようにロープレをやってみました。
皆さん、ご自身のコミュニケーションスタイルに気づいて『ついついいつもの癖でこういっちゃうんだよね』なんて自分を振り返りながら学びを深めていただきました。

コミュニケーションスキルは、生まれつきのものではなく技術です。
意識して練習すると必ず上手になりますよ。

*アンガーマネジメント、コミュニケーションに関する研修はこちらをご覧ください。
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