上手に怒るってどういうこと?
早いもので今年も半分が過ぎてしまいました。関西地域は梅雨明けしていないのに、この暑さ!
湿度と気温の高さで体が悲鳴を上げてしまいそうです。
こんな時は、特にむやみにイライラしてしまいませんか?
そのイライラを上手にコントロールしないと単なるめんどくさい人になってしまいますので、注意が必要です。
自分の怒りと向きあったことありますか?
少し前のことですが、ご縁を繋いでいただいた大阪泉州地区ガールスカウトの皆さんにアンガーマネジメントをお伝えしてきました。
当初伺っていた人数よりも大幅に多い人たちにお集まりいただき、アンガーマネジメントの関心の高さを感じます。
こちらの皆さんには、事前にアンガーマネジメント診断を受けていただいていたので当日返却して講座の中で活用しながら進めたところ大盛り上がり。
診断結果が、自分の思い当たるところと同じだったらしく『当たってるわ~』『そうそう。その通り!』という声があちこちから。
さてどのように活用したかと言うと。。。
『怒りをマネジメントするには、先ず自分の怒りと向き合い自己理解すること』ですよ。
この言葉からはじめた研修。
問題のある4つの怒りに該当する方に手を挙げていただきました。
遠慮もあるのか手もまばらに上がる様子の後、「では実際のところはどうなのかアンガーマネジメント診断の結果を見てみましょう」と種明かし。
大きなどよめきの中、聞こえてきた声は
あまり怒りの強度は強くないと思っていたけれど、実は強度が強かっただ!
自分で怒りを溜めこんで我慢しているつもりはなかったのに、実は自分を傷つけていたのね。。。
すぐにイライラすると思ったら心のコップが小さかったんだ(笑)
など、自分の怒りに客観的に向き合ってショックと驚きとともに妙に納得。
自分を知ることの大切さがよくお分かりになったようで、ここから先は自分の傾向を考えてどう対処したらよいかを貪欲に取り入れようとものすごく主体的に研修にご参加いただきました。
怒りが発生するメカニズムで心が楽になった
研修の中では、怒りが発生するメカニズムを必ず紹介します。
この仕組みを知ることで良いことが2つ。
1つは、自分が怒っている時の裏にある本当の気持ちに気づけること
2つめは、怒っている人に対応する際に上手に対応することができることです
今回の研修では、女性ばかりということで子供を例に怒りが発生するメカニズムを紹介しました。
あなただったらこんな時、どのように言葉を発しますか?
機嫌よく夕食の支度をしていたあなた。
子どもがそろそろ塾から帰ってくる時間です。
しかし予定の時間になっても帰ってこない。
【あなた】あれ?どうしたんだろう。ちょっと心配
30分待ってみました。
LINEで連絡するも既読にならず帰ってこない。。。
【あなた】何かあったんじゃないかな?嫌だな。心配だな。
それから1時間待っても既読にならず帰ってこない
【あなた】心がザワザワする。。。事故でもあったんじゃないの?心配。不安。悲しい。。。
そんな時、呑気な声で『ただいま~』と子供が帰ってきた!
玄関に走ったあなたはなんていいますか?
こんな事例をお話しながら怒りのメカニズムをご紹介します。
上手な怒り方は、リクエストすること
ちなみに上記の事例で、『遅い!』、『あんたはなにしてたの!』はNG。
上手な怒り方は、自分がどうして欲しいのかリクエストをすることと自分の気持ち(第1次感情)を伝えること。
子どものことが心配で心配で夕食の支度もできなかったんですよね。
それならそのまま伝えましょうよ。
『早く帰ってきてね。遅くなるなら連絡が欲しかったわ。お母さん心配するから。』
このお話をしたら、自分の気持ちを振り返ってくださった皆さんは深くうなづき、中には涙ぐまれる方も。
怒りは悪いものだと思っている方が多いですが、怒りは喜怒哀楽と同じようにごくごく自然な感情。
しかし問題のある怒り方をすると人間関係を壊したり、自己嫌悪や後悔がおきます。
正しい怒り方を身につければ、相手も受け入れやすいし思いも伝わります。
講座の終了後には嬉しいことに第2回開催のリクエストをいただきました。
また、思春期のお子さまをお持ちのお母様からは「子どもにも受けさせたい」とか「小さな子どものうちに自分の気持ちを上手に伝えられる子にしたい」などというお声もいただきました。
アンガーマネジメントのプログラムは、大人、キッズ、思春期のティーンとわかれております。
興味をお持ちいただきましたら遠慮なくお問い合わせくださいませ。
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