【コラム】Claudeを使いこなすプロンプトの書き方

Claudeは「話しかけるように使える」生成AI

Claudeは、GPTなどの生成AIと同じように、質問や依頼を入力して使うAIです。
ただし、Claudeは質問に答えるだけのAIではありません。
長い文章を読み取り、整理し、読みやすく組み直すのが得意です。

そのため、「考えがまだまとまっていない」「文章が少しごちゃごちゃしている」といった段階でも使いやすいのが特徴です。
下書きを整える。
資料を要約する。
伝わる形に言い換える。
こうした「文章を整える仕事」で力を発揮します。

Claudeには、Claudeらしい頼み方がある

ここで知っておきたいのが、ClaudeにはClaude特有の効果的なプロンプトの書き方がある、ということです。

もちろん、目的や条件を具体的に書くことは、他の生成AIでも大切です。
ただ、Claudeは特に、長い文章を整理したり、文脈を保ったまま書き直したりする場面で力を発揮しやすいです。
そのため、「何をどう整えてほしいか」を少し丁寧に伝えると、非常に使いやすくなります。

まずは「何をしてほしいか」をはっきり書く

初心者が最初につまずきやすいのは、頼み方があいまいなことです。

Claudeは、例えるならば「非常に優秀なポテンシャルを持っている新入社員」のイメージです。

そのため

「この文章をまとめてください」

だけだと、どこまで短くするのか、何を残すのかはClaude任せになります。

そのため、欲しかった答えとずれることがあります。

そこで、このような書き方にします。

「この文章を、社内共有用に100字程度で要約してください」

これなら、目的がはっきりします。

たとえば会議メモなら、

「会議メモを整理してください。決定事項、課題、次のアクションの3つに分けてください」

このように書くと、かなり使いやすくなります。

条件を書くと、やり直しが減る

次に大切なのが条件です。
Claudeは、条件がはっきりしているほど、やり直しが少なく、使いやすい答えが出やすくなります。

たとえば、

「お礼メールを書いてください」

だけでは、長さも文体もばらつきます。

一方で、

「取引先へのお礼メールを書いてください。丁寧な文体で、200文字以内、件名もつけてください」

と書くと、そのまま使いやすい形に近づきます。

条件として入れやすいのは、たとえば次のようなものです。

  • 初心者向けに
  • 300文字以内で
  • 箇条書きで
  • やわらかい表現で
  • 社内向けに
  • 見出しをつけて

つまり、条件は「仕上がりの希望」を伝えるものです。
ここを入れるだけで、修正の手間がかなり減ります。

Claudeは「整え方」まで頼みやすい

Claudeの使いやすさは、単に答えを出すだけではありません。
Claudeは、文章を読みやすく整理する作業も得意です。

たとえば、

「この文章をわかりやすく言い換えてください」
「順番を入れ替えて、読みやすくしてください」
「結論が先に来る形で書き直してください」

こうした頼み方がしやすいのが特徴です。

たとえば、少し長めの案内文があったとします。
それをClaudeに、

「内容は変えずに、読みやすく、やさしい表現に直してください」

と頼むと、内容を保ちながら整えてくれます。

このあたりは、文章のたたき台を作るだけでなく、仕上げにも使いやすいところです。

出力の形を指定すると、さらに使いやすい

Claudeは、出力形式を指定すると、非常に安定します。

たとえば、

「箇条書きで整理してください」
「表にしてください」
「見出し付きの3段落で説明してください」

といった指定です。

たとえば、研修案を考えたいなら、

「新入社員向けのコミュニケーション研修案を作ってください」

だけでも答えてくれます。
しかし、

「新入社員向けのコミュニケーション研修案を作ってください。2時間研修を想定し、目的、内容、進め方の3項目に分けて表形式で示してください」

と書くと、実務で使いやすい案に近づきます。

役割を伝えると、ほしい答えに近づく

もうひとつ便利なのが、最初に役割を伝える方法です。

たとえば、

「あなたは人事担当者です」
「あなたは企業研修の企画担当者です」
「あなたは広報担当者です」

という形です。

こうして役割を伝えると、Claudeがどの立場で考えればよいかがわかりやすくなります。
そのため、内容や言い回しが、こちらの目的に合いやすくなります。

たとえば案内文を作る場合でも、
「案内文を書いてください」
だけだと、少し幅の広い答えになることがあります。

一方で、
「あなたは人事担当者です。新入社員向けに、研修参加を促す案内文を書いてください」
と書くと、人事らしい視点を踏まえた文章が出やすくなります。

このように、役割をひとこと添えるだけでも、ほしい答えに近づきやすくなります。

例を見せると、さらにズレにくい

初心者におすすめなのが、「完成イメージ」を少し見せることです。

たとえば、

「次の形で書いてください」

として、

見出し
説明
具体例

のようにを示します。

すると、Claudeはその形に合わせて出してくれます。

「どう頼めばいいかわからない」と感じるときは、完成形の見本を少し見せるだけでも結果が変わります。

よくある失敗は「あいまいな頼み方」

よくあるのが、「いい感じにまとめてください」という頼み方です。

人同士なら通じることもありますが、AIには少しあいまいです。
Claudeは自然な文章を返してくれますが、それでも「いい感じ」の基準は人によって違います。

そこで、最低でも次の3つを入れると安定します。

  • 誰向けか
  • どれくらいの長さか
  • どんな形で出すか

これだけでも、かなり使いやすくなります。

ポイントまとめ

Claudeをうまく使うコツは、次の5つです。

  • まず、何をしてほしいかをはっきり書く
  • 次に、文字数や対象などの条件を入れる
  • さらに、箇条書きや表など出力形式を指定する
  • 必要に応じて、役割を与える
  • ズレを減らしたいときは、例や型を見せる

Claudeは、自然に会話できる使いやすさがあります。
その一方で、具体的に頼むほど結果が良くなりやすいAIでもあります。

最初は難しく考えなくて大丈夫です。
まずは「目的」「条件」「形式」の3つから始めるだけでも、かなり使いやすくなります。