【コラム】ChatGPTだけで損してない?コミュニケーション講師が教える「AIの使い分け」新常識
AIにも「性格」があることを知っていますか?

「AI(人工知能)といえばChatGPT」と思っていませんか?
実は、今のAIにはそれぞれ得意分野や「性格」のような違いがあります。
私は以前、PC講師としてITを教え、現在は、コミュニケーションの講師として「相手がどう感じるか」という心の動きを伝えいます。
その私から見ると、これは大きな発見でした!
例えば、部下への指導メールを書くとき、ツール選びを間違えると逆効果になることもあるのです。
今回は、ビジネスを加速させる3つのAIの使い分けを、初心者の方にもわかりやすく解説します。
最新情報を味方につける!検索に強い「Gemini」
まず、Googleが提供している「Gemini(ジェミニ)」をご紹介します。
Geminiの最大の特徴は、Google検索とリアルタイムで連携している点です。
「2026年のハラスメント判例の傾向は?」といった、最新の情報を調べるのが非常に得意です。
さらに、Googleドキュメントやスプレッドシートへの書き出しもスムーズに行えます。
たとえば、「自分の指導、もしかして古い?」と不安になった時は、Geminiを活用してみましょう。
最新の労働環境やハラスメントの指針を即座に検索してくれるため、今の時代に合った指導の正解を教えてくれます。
最近のテレワーク下での部下指導、注意すべきポイントを3つ教えて」といった質問に対し、最新のビジネストレンドを反映した回答をくれるため、上司としての自信に繋がります!
相手をモヤっとさせない!「空気が読める」AI、Claude
次に、私がコミュニケーションの専門家として一番おすすめしたいのが「Claude(クロード)」です。
このAIのすごいところは、まるで人間のように「空気が読める」点にあります。
例えば、部下への注意メールを書くとき、文面が「冷たい」「怒っている」と感じさせてしまうことはありませんか?
そんな時にClaudeに下書きを見せると、「この言い方だと、相手は萎縮(いしゅく)してしまうかもしれません」と優しく的確なアドバイスをくれます。
いわば、あなたの隣で「その言い方は角が立ちますよ」と優しく教えてくれる、頼れるパートナーのような存在です。
そのため、ハラスメント防止や、相手の心に響く「優しい伝え方」をしたい時にはこれ以上の相棒はいません。
さらに、部下指導で最も大切な「伝え方のバリエーション」を増やすのにも役立ちます。
例えば、最近の若手社員に贈る「承認の言葉」が見つからない時、Claudeにこう相談してみてください。
「20代の部下が難しい仕事をやり遂げた。嫌味にならず、心から喜んでいることが伝わる褒め言葉を5つ提案して」
すると、相手の性格を考慮した、押し付けがましくない絶妙なフレーズを提案してくれます。
このようにAIを「知恵袋」として使うことで、上司としての言葉の引き出しが格段に増えるはずです。
論理的で迷いがない!整理整頓の「ChatGPT」
もちろん、王道の「ChatGPT」も欠かせません。
ChatGPTは、バラバラの情報をまとめたり、論理的な文章を作ったりするのが大得意です。
部下指導のシーンでは、業務指示書やマニュアルの作成に絶大な威力を発揮します。
例えば、経験の浅い部下に仕事を任せる際、指示が曖昧だとミスや誤解に繋がりますよね。
そんな時にChatGPTを使えば、「誰が・いつまでに・何をすべきか」を、漏れなく論理的なリストにまとめてくれます。
ただし、注意点もあります。
指示の出し方次第で優しく答えてもらうことはできますが、もともとの性格は非常に「理詰め(論理的)」です。
そのため、油断すると部下に対して「正論すぎて冷たく感じる」アドバイスを返してくることもあります。
そこで私は、カチッとした「業務の仕組み作り」にはChatGPTを使い、相手の気持ちに寄り添う「心のフォロー」にはClaudeを使う、という風にあえてAIを使い分けています。
このように、目的に合わせてAIを選ぶことこそが、AI時代にストレスなく部下を育てるコツなのです。
考えてみよう!こんな時はどのAIに頼む?
具体的な活用例で、使い分けをイメージしてみましょう。
●「研修のアンケート結果を分析して、課題を3つにまとめて!」
→ 整理整頓が得意な ChatGPT が、論理的に要約してくれます。
●部下への研修資料や課題リストを作る時
→ ChatGPT に「論理的で誰が読んでも迷わない指示書」にまとめてもらう。
●「来週の出張先の美味しい店を調べて!
→ 検索が得意な Gemini が、最新の口コミと共に教えてくれます。
●部下が興味を持ちそうな最新ニュースを共有する時
→ Gemini で「今朝話題になっている業界ニュース」をサクッと探してもらう。
●「若手社員への注意メール、ハラスメントにならないかチェックして!」
→ 空気が読める Claude が、角の立たない表現を一緒に考えてくれます。
●部下に厳しいフィードバックをする時
→ Claude に「相手を傷つけず、でも改善点は明確に伝わる言い回し」を考えてもらう。
このように、目的に合わせてAIを使い分けるのが、これからのビジネススキルの基本です。
AIを使いこなして、より人間らしい対話を
AIは決して、私たちの仕事を奪うだけのものではありません。
むしろ、面倒な調べ物や言い回しの推敲をAIに手伝ってもらうことで、私たちはもっと「目の前の相手」に集中できたり、本当にやるべきことに集中できるようになります。
ITスキル(PCスキル)とコミュニケーション、この両輪を回すことがAI時代の成功の鍵です。
「具体的にどう業務に導入すればいいの?」と気になった方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。


