【コラム】自分にあったセルフケアを見つける3つの視点
心と体を整える小さな力

「セルフケアを始めたいけれど、どれが自分に合うのかわからない」
「何をしたら良いの?」
このような悩みをよく耳にすることがあります。
セルフケアには、多様な方法があります。
これが良いと言われても、人によってあうあわないがあるのも事実ですし、たくさんありすぎて、どれを選んでよいか迷うのは当たり前のこと。
そこで今回は、自分に合うセルフケアを探すための 3つの視点 をご紹介します。
視点1:体を整える
まず大切なのは「体を整える」という視点です。
心と体はつながっています。心理学や脳科学の分野でもよく示される考え方です。
例えば、ストレスを感じると「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。
睡眠不足や運動不足が続くと、このホルモンが増えてしまうことがわかっています。
しかし、逆に深呼吸や軽い運動を取り入れるだけで、コルチゾールを下げる効果が期待できます。
その結果、気持ちが落ち着きやすくなるのです。
ですから、まずは体の調子を整えることが、ストレスに強くなる基盤になるといえるでしょう。
視点2:心を整える
に大切なのは「心を整える」という視点です。
感情や思考の整え方次第で、ストレスへの反応そのものが変わります。
たとえば、マインドフルネス。
呼吸や「今この瞬間」に意識を向けることで、不安をやわらげる効果があるといわれています。
また、自己コンパッション(自分への思いやり)を意識することも効果的です。
「できなかった自分」を責めるのではなく、「そんなときもある」と受け止める。
それだけで心がふっと軽くなることがあります。
心理学の研究でも、これらの実践が不安やうつの予防に役立つとされています。
つまり、心に寄り添う工夫を取り入れることで、日々の安心感を支える力を育てられるのです。
視点3:つながりを活かす
最後の視点は「つながりを活かす」です。
人は社会的な生き物です。
誰かとつながることで安心感や回復力が高まることは、多くの研究で示されています。
アメリカのブリガムヤング大学の研究によれば、孤独や社会的孤立は健康に大きな影響を与えると報告されています。
その影響は、喫煙や肥満、運動不足と同じくらい深刻だとされています。
つまり、人とのつながりは単なる気分転換ではありません。
長期的な健康にも関わる大切な要素なのです。
「最近、人と話していないな」と感じたら、同僚に声をかけてみる。
友人に短いメッセージを送るだけでも、気持ちが和らぐことがあります。
3つの視点から探す、自分だけのセルフケア
ここまで3つの視点を紹介しましたが、では、どのように自分に合うセルフケア方法を見つけたら良いのでしょうか?
ここからは、その方法について紹介します。
1.自分に合うセルフケアを選ぶときは、まず「今、何に困っているか」を考えてみましょう。
- 寝不足で集中できないなら「体を整える」
- 気持ちが落ち込みやすいなら「心を整える」
- 人と話す元気が出ないなら「つながりを活かす」
2.試せそうな方法を一つ選び、しばらく実践してみましょう。
「気分が軽くなった」「集中できた」と感じられれば、自分に合っている証拠です。
もし合わなければ、別の視点からアプローチすればよいのです。
セルフケアは一度で正解を見つけるのは難しいものです。
大切なのは、自分を大切にする姿勢と、柔軟に試しながら続けること。
ぜひ、この3つの視点をヒントに「自分に合うセルフケア」を見つけてみてください。

