【コラム】初心者向けに解説!ストレスチェック制度ってなに?
一言で言えば「年に1回のこころの健康診断」

ストレスチェック制度とは、年に1回行う「こころの健康診断」です。
これまで対象外とされてきた、従業員50人未満のすべての会社でも義務化されることが決まっています。
制度と聞くと、
「難しそう」「メンタル不調者を見つけるもの」そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、実際の目的は少し違います。
初心者の方にもわかるように、3つのポイントでご紹介します。
*詳細は「【コラム】2028年義務化!中小企業も対象に|ストレスチェック制度の最新動向と今から準備すべきこと」をご覧ください。
目的は病気の発見ではない|ストレスチェック制度の本来の役割
ストレスチェック制度の最大の目的は、うつ病などの病気を見つけることではありません。
目的は、あくまで予防です。
まず、働く本人にとっての効果があります。
自分のストレス状態を知ることで、「少し休もう」「誰かに相談しよう」とセルフケアにつなげやすくなります。
次に、会社にとっての効果です。職場全体の傾向を分析することで、
長時間労働や人間関係など、ストレスの原因になりやすい環境に気づくことができます。
個人を責める制度ではありません。職場を見直すための制度です。
ストレスチェック制度では何をするのか|実施の基本的な流れ
では、実際にどのようなことを行うのでしょうか。
流れは、大きく4つのステップに分かれています。
①検査(アンケートへの回答)
まず行うのが、アンケートへの回答です。
・「仕事の量は多いですか」
・「よく眠れていますか」
といった質問に答えます。
標準的な質問数は57項目です。
ITツールや紙で実施されます。
特別な知識は必要ありません。
感じたままを答える形式です。
②結果の通知|会社が勝手に見ることはできない
次に、結果が本人に通知されます。
ここで重要なポイントがあります!
本人の同意がない限り、会社や上司、人事が個人の結果を見ることはできません。
これは法律で決められています。
「正直に答えたら不利になるのでは」と心配しなくて大丈夫です。
③医師による面接指導|希望した人のみが対象
結果が「高ストレス」と判定された場合でも、必ず面接を受けなければならないわけではありません。
本人が希望した場合のみ、医師による面接指導を受けることができます。
医師の意見を踏まえて、必要に応じて残業制限や配置の見直しなど、会社は就業上の配慮を行います。
④集団分析|職場環境を良くするための仕組み
最後に行うのが、集団分析です!
個人名は伏せたまま、部署や課ごとにデータを集計します。
・「この部署は仕事量のストレスが高い」
・「人間関係の負担が大きい」
といった傾向を把握します。
の結果を、職場環境の改善に活かしていきます。
初心者が不安に感じやすい点|知っておきたい安心ポイント
ストレスチェック制度について、働く人が不安に感じやすい点もあります。
しかし、その多くにはルールがあります。
①プライバシーは法律で守られている
ストレスチェックを扱う担当者には、守秘義務があります。
結果を勝手に他人に漏らすことはできません。
プライバシーは、制度として守られています。
②不利益な取扱いは禁止されている
・「高ストレスだった」
・「医師の面接を申し出た」
これらを理由に、解雇や不当な扱いをすることは、法律で禁止されています。
受けたことで損をする制度ではありません!
例えるならば・・・
ストレスチェック制度は、車の定期点検や警告灯に例えると、イメージしやすくなります。
健康診断は、車検のように「壊れていないか」を確認するものです。
一方、ストレスチェックは、エンジンが過熱しすぎていないかを確認する作業です。
まだ故障はしていないけれど、このまま走り続けると危ない。
そのサインである警告灯を早めに点灯させる役割があります。
大きなトラブルを防ぎ、長く安全に働き続けるための制度です!
50人未満の会社こそ早めの理解が重要
ストレスチェック制度は、これから50人未満の会社にも広がっていきます。
*詳細は「【コラム】2028年義務化!中小企業も対象に|ストレスチェック制度の最新動向と今から準備すべきこと」をご覧ください。
制度が始まってから慌てるより、今のうちに基本を知っておくことが大切です。
「難しい制度」ではありません。
人と職場を守るための仕組みです。正しく理解し、自社に合った形で活かしていくことが求められます。
*以前に書いたメンタルヘルス関連のコラムはこちら
https://smilestg.com/category/colum/mentalhealth
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