強く怒りすぎるあなたへ

アンガーマネジメントは、怒らなくなることではありません。

怒る必要のあることには、上手に怒っていることを伝え、怒る必要のないことにはムダにイライラしなくなること。

怒る必要のあることと、必要のないことの線引きができ、怒りの感情と上手に付き合えることです。

こんな話をすると『怒ってもいいんだ!』とホッとされる方がいます。

問題となる怒り

強く怒るしかしなんでもかんでも怒っていいと言うわけではありません。

皆さんの中には必要以上に強く怒りすぎてしまう方はいませんか?

例えば、小さなことでも怒りスイッチが入ったら激昂してしまう。
相手が謝っていても怒りきるまで気がすまないというものです。

 

以前に某家電量販店のサービスセンターで大声で怒っている女性を見かけました。
子ども連れの女性は、昨日買ったパソコンが使えないといって激怒しています。
話に聞こえてくるには、『使えないって言ってるんだから、使えないんです!!』と。

担当者は、言い分を聞いて謝罪していますが、何をどうして欲しいのかわからないうえにどうにもこうにも止まらない!
『あんたじゃ話にならんから責任者連れてきて!』と喚き散らす。

その声があまりに大きいので、子どもが『お母さん、もういいやん』っといっても
怒りがエスカレートして止まらないよう。

周りのお客様もみんなチラチラ見ながらその場を通り過ぎていきます。
私も通り過ぎただけなので、その後どうなったのかはわからないですが後で冷静になったときに
怒りすぎて後悔しないのかな?と思ったのが印象に残っています。

ボキャブラリーが増えると強く怒りすぎない

激怒怒りを表すボキャブラリーってどれくらい知っていますか?

『腹が立つ、イラッとする、ムカつく、激怒する、ムッとする、頭から湯気が出る etc・・・』
考えてみるだけでもたくさんの表現があることに気づきませんか?

これらのボキャブラリーは、怒りの強さが違うはず。
怒りは怒っているか怒っていないかではなく幅のある感情なのです。

ボキャブラリーが少ないと、幅のある怒りを言葉で上手に表現することができないために
声の強弱で怒りの強さを表現してしまいます。

皆さんのまわりにも怒ったときに

『怒ってるから怒ってるんだよ!!』
っていう感じで声の大きさで怒りの強さを表現している人を見たことはありませんか。

自分が強く怒りすぎると思う方は、ぜひボキャブラリーを増やす努力をしてください。
それには活字に触れること。
ボキャブラリーを増やせば、幅のある怒りの感情を大声出して怒鳴らずに上手に相手に伝えることができるようになりますよ。

 

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