【コラム】自然や緑に触れるセルフケア

忙しい日々で自然に触れる時間はありますか

忙しい毎日を過ごしていると、自然に触れる時間がほとんどない方も多いのではないでしょうか。




特に都会のオフィスで働いていると、緑を見る機会は意外と少なくなりがちかもしれません。

しかし、自然に触れることは心と体のセルフケアにとても役立つことがわかっています。

自然がもたらす心身への効果

研究では、自然の中で過ごすとストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が減少し、気持ちが落ち着くと報告されています。
実際、2019年にアメリカで行われた研究では、たった20分自然に身を置くだけでコルチゾールが有意に減少することが示されました。
森林浴や公園での散歩が「癒し」として注目されるのは、このような科学的根拠があるからなんです。

厚生労働省の資料でも、緑に触れることは心身のリフレッシュに効果的だと紹介されています。

身近にできる自然とのふれあい

たとえば、窓のない会議室に長時間こもっていると、頭が重く感じることがあるかもしれません。
そんなときに、ほんの数分でも外に出て空を見上げたり、公園の木々を眺めたりすると、気分が変わることがあります。

特別な場所に出かけなくても、身近な自然に意識を向けるだけで十分効果があります。

例えば、オフィス内の観葉植物や窓から空を眺めるだけでもリフレッシュされますよ。

オフィスでできる自然の取り入れ方

私のおすすめは、デスクに観葉植物を置くことです。
実際、室内に植物がある環境ではストレスが減少し、気分が安定しやすいことが複数の研究で報告されています。
例えば、室内緑化に関する実験では、植物のある空間で作業をした人は、そうでない人に比べて心理的な落ち着きが得られやすいという結果が示されています。

小さな鉢植えや世話の簡単な植物でも構いません。
もし植物を育てる余裕がなければ、自然の写真や風景のカレンダーを飾るだけでも気分が和らぐことがあります。
研究でも、自然の画像や映像を見るだけでも集中力の回復効果があるとされており、手軽に取り入れられる方法ではないでしょうか。

私は、仕事をする部屋に多くの観葉植物。

そして使用しているPCのデスクトップ背景は緑の木々の写真にしています。

移動の中で自然を取り入れる工夫

通勤の道を少し変えて、街路樹の多い道を歩いてみるのも良いかもしれません。
昼休みに近くの公園まで足を延ばしてみる。

これらも立派なセルフケアです。
長時間でなくても、数分だけ自然に触れることで気持ちが切り替わりやすくなります。

自然は脳の働きにも良い影響を与える

自然は心だけでなく、脳の働きにも良い影響を与えます。
例えば、ミシガン大学の実験では、森林の中を散策した人は、都市の中を歩いた人に比べて集中力のテストの成績が約20%向上したと報告されています。
また、自然の映像を見るだけでも、都市の映像を見る場合よりも集中力が回復しやすいという結果が示されています。

外に出られないときでも、自然の写真や動画を活用することで、脳のリフレッシュにつながるかもしれません。

小さな自然がセルフケアにつながる

自然やグリーンに触れることは、心を落ち着け、体を整えるための大切なセルフケアです。
外に出て木々や空を眺める。デスクに植物を置く。写真や映像で自然を感じる。

どれも小さな工夫ですが、ストレスで高ぶった気持ちをやわらげる助けになります。
次に気持ちが張り詰めたときは、ほんの少し自然に触れる時間を持ってみてください。
それが心と体を整える一歩につながるかもしれません。